CATEGORY:実物 日本軍
2013年12月22日
日本軍 昭五式外套
なんで九八式外套をわざわざ紹介したかていうと、
この昭五式外套を紹介したかったからなんです。
何ぞ軍装始めた若者やpixivのイラスト等で
あからさまに改四五式外套に向かって昭五式と言ってるのを
みて????となりました。
が、このあいだ仲間からとある有名な軍装ガイドイラストを見せてもらって
そこで昭五式外套と添えられたイラストが改四五式だったので
誤認の元はここか、と思いました。
ちなみに折り襟になってるダブル釦の外套は
昭五式外套制定以降に襟の形を合わせるためだったかに
改造された改四五式外套です。
実際はそれまでの四五式の形状から一新した釦配列シングルの外套です。
頭巾が取り外し式になった以外、肩章、革帯留めるフックはそのまま継承しています。
こちらの物は頭巾、革帯を留めるフックが欠品しています。
襟元
後の九八式外套と同様の形状です。
頭巾留の釦は健在
裾の部分。
四五式より簡略化され(縫い目が一条減っただけ)
九八式外套と同様の見た目です。
腰部物入れ
ここは変わりないようです。
外套背面。
流通している殆んどの外套では
革帯留めるフックが欠品しています。
一応付いていたところのアップ。
目をこらすと楕円形の縫い後というか何かが見えてくるはず。
さて「革帯留めるフック」と言ってましたが
制式には「剣留釻(けんどめかん)」と言うそうです。
最近知りました。御教授頂き誠に有難う御座いました。
四五式から昭五式までの外套は裾を上げる際はこの剣留釻に
裾の釦穴を通しています。
それを知らずに剣留釻欠の昭五式外套手にした方はさぞ混乱したことでしょう・・・。
なのでこの固体では裾を上げることが出来ませぬ。
後裂の釦。
昭五式以降は釦は三つです。
内装
四五式からだいぶ簡略化されています。
肩章留の裏地が確認できないこの写し方では
九八式と間違うでしょうね。
検定印
十三年製二号です。
十三年製?九八式は十三年5月(だったよね?)からの
制式なのでこれはその制定前に作られたのでしょう
まごうことなき昭五式
一部大穴が空いているので補修が見られます。
たぶん当時の縫い方なので補修の際に参考にしてみては
いかがでしょうか。当時のやり方じゃなかったらごめん
肩章留の裏地
肩の裏側に当て布が御座います。
肩章留自体は位置が変えられている様子です。
肩章留の素材が本体と同じ生地なのか、裏地と同じ生地なのか
は肩章留の実物を所有していないのでわかりません。
もしかしたら両バリエーションがあったのかも。
肩章留欠でも裏地の縫い目が出ているので
すぐ解ると思います。
というわけで少なからずともある程度の方が誤認している
昭五式外套でした。
どうやらこの昭五式外套は流通が少ないようで入手は
少々敷居が高いとかなんとか。
でもどうしても昭五式外套のスタイルがやりたい諸氏は
九八式外套の初期のものを入手して肩章をつければ
正面からでは全く見分けつかないでしょうし、後からも
よく見なければ解らないと思いますよ。
問題点としては、昭五式と初期九八式の入手難度がほぼ同等
なところでしょうか。
形状の誤認にかんしては九八式と
ほぼ変わらぬ形状なので仕方ないかもしれませんね。
九八式にしては生地が良すぎるな、と思ったら
剣留釻の縫い後、肩章留の縫い後を御確認下さいませ。
てか検定印見ようや。
この昭五式外套を紹介したかったからなんです。
何ぞ軍装始めた若者やpixivのイラスト等で
あからさまに改四五式外套に向かって昭五式と言ってるのを
みて????となりました。
が、このあいだ仲間からとある有名な軍装ガイドイラストを見せてもらって
そこで昭五式外套と添えられたイラストが改四五式だったので
誤認の元はここか、と思いました。
ちなみに折り襟になってるダブル釦の外套は
昭五式外套制定以降に襟の形を合わせるためだったかに
改造された改四五式外套です。
実際はそれまでの四五式の形状から一新した釦配列シングルの外套です。
頭巾が取り外し式になった以外、肩章、革帯留めるフックはそのまま継承しています。
こちらの物は頭巾、革帯を留めるフックが欠品しています。
襟元
後の九八式外套と同様の形状です。
頭巾留の釦は健在
裾の部分。
四五式より簡略化され(縫い目が一条減っただけ)
九八式外套と同様の見た目です。
腰部物入れ
ここは変わりないようです。
外套背面。
流通している殆んどの外套では
革帯留めるフックが欠品しています。
一応付いていたところのアップ。
目をこらすと楕円形の縫い後というか何かが見えてくるはず。
さて「革帯留めるフック」と言ってましたが
制式には「剣留釻(けんどめかん)」と言うそうです。
最近知りました。御教授頂き誠に有難う御座いました。
四五式から昭五式までの外套は裾を上げる際はこの剣留釻に
裾の釦穴を通しています。
それを知らずに剣留釻欠の昭五式外套手にした方はさぞ混乱したことでしょう・・・。
なのでこの固体では裾を上げることが出来ませぬ。
後裂の釦。
昭五式以降は釦は三つです。
内装
四五式からだいぶ簡略化されています。
肩章留の裏地が確認できないこの写し方では
九八式と間違うでしょうね。
検定印
十三年製二号です。
十三年製?九八式は十三年5月(だったよね?)からの
制式なのでこれはその制定前に作られたのでしょう
まごうことなき昭五式
一部大穴が空いているので補修が見られます。
たぶん当時の縫い方なので補修の際に参考にしてみては
いかがでしょうか。当時のやり方じゃなかったらごめん
肩章留の裏地
肩の裏側に当て布が御座います。
肩章留自体は位置が変えられている様子です。
肩章留の素材が本体と同じ生地なのか、裏地と同じ生地なのか
は肩章留の実物を所有していないのでわかりません。
もしかしたら両バリエーションがあったのかも。
肩章留欠でも裏地の縫い目が出ているので
すぐ解ると思います。
というわけで少なからずともある程度の方が誤認している
昭五式外套でした。
どうやらこの昭五式外套は流通が少ないようで入手は
少々敷居が高いとかなんとか。
でもどうしても昭五式外套のスタイルがやりたい諸氏は
九八式外套の初期のものを入手して肩章をつければ
正面からでは全く見分けつかないでしょうし、後からも
よく見なければ解らないと思いますよ。
問題点としては、昭五式と初期九八式の入手難度がほぼ同等
なところでしょうか。
形状の誤認にかんしては九八式と
ほぼ変わらぬ形状なので仕方ないかもしれませんね。
九八式にしては生地が良すぎるな、と思ったら
剣留釻の縫い後、肩章留の縫い後を御確認下さいませ。
てか検定印見ようや。