うおぬま奇兵連隊

あけましておめでとうございます。
今年も宜しく御願いします。

というわけで、昭五式の夏衣です。
（そーいや私も誤認してましたが、「軍衣」という呼称は軍服の別称ではなく、
陸軍では昭五式以前の冬軍服に用いる呼称なんでしたね。だから「昭五式軍衣　夏衣」という
書き方は誤りになる様子。）

以前肩章留、剣留欠の実物持っていましたが、
改四五式夏衣手に入れたときに何故か仲間に流してしまい、
最近になってコレクション欲がかなり上がっていたのでこの度の
入手はひっじょうにありがたいですたい。












たぶん実物。
肩章留がついているという

















背面
昭五式の特徴である背中の二枚生地。
剣留までついているという




















そーいや今まで襟のフックを写してなかったっス
一応今まで手に入れてた実物と同様の形状
ネット上で見た仕様書の数字だと襟の高さは4.2cmのようで、
試しに計ったらこれも4.2cmでした。


















ホックの反対側



















閉じると隙間がほとんどなくなり
非常に体裁が宜しいです。

この襟形状を再現している複製てどれほどあるのでしょうかね。
商品解説見るかぎり、オクの某業者さんの高級夏衣では
ホックの位置等、実物に近い形状を再現されている様子ですね。















カラー留める釦が付いていました。
手持ちの改四五式夏衣でも付いていたのですよねー。
改四五式の方は憲兵兵科章の外し後があったので
憲兵用か？とも思いましたが単に裕福な兵下士官さんが
自分で改造したのかもしれませんですし
将校さんが買い上げて改造していたのかもしれませんですしおすし。
妄想が膨らむネっ

















胸部物入れ
三式まで変化が無い様子。


















恒例の
雨蓋を開く
















たぶんオリジナルの釦


















肩章留
縫い直し後が見られないので
オリジナルのままだと信じたい。

















内側




















薄れた検定印。
フラッシュ焚いて撮影したら
「昭五式」の押印が薄っすらと見えてきたような。
コレだけ色の違う押印の様子。
人名の書き込み跡も見られるので実物なんじゃないかなーと。
薄れるような印字は実物じゃないって？
へんな洗い方するとしっかり薄れますわよ。















包帯包入下部に謎の丸い印がっ














上実物、下中田製。

中田商店製の昭五式着た時の違和感の正体は
ここでしたか。
実物は広げると襟の形が長方形に近いのですけど、
中田製は襟の端がカーブを描いている為、着た時に
襟が正面から見て台形になるのでしょうかね。
中田製も生地質、形状、裁断等、実物を精巧に再現
しているだけあって品質は非常に宜しいですけども。

これでも中田製のは同社の堅い襟兵科章を
付けて着れば襟の違和感はかなり緩和されますので
お勧めです。


















下に改四五式を並べましたところ
サイズはほぼ同一ですので
この昭五式は3号だと思いたい。
（四五式の号数の押印が間違っていたらどうすんのじゃぁ。）



経年まで表現した脅威的に出来の良い複製　てのも
そうそうあるものじゃあないと思いますので
実物やねコレ。うん。


というわけで新年一発目は皆大好き昭五式夏衣でしたー。

こ　と　よ　ろ　っ


昨年の冬コミで226合わせしていたそうなので
家で一人226合わせしてました。