CATEGORY:実物 WWⅡ米軍

2016年04月24日

USMC M41 フィールドパック 

WW2 海兵隊で使用された背嚢、M41フィールドパックです。
陸軍の背嚢と同じくハバーサックという呼称も見受けられますね。

この度手に出来たのは実物、初期の蓋がフラップ式になっているものです。
WW2の戦線では基本的にこの初期のモデルを使用していました。
が、硫黄島の上陸写真では確か後期の袋状になった物も使用されていたみたいです。
が、まだまだこの初期モデルが殆どだったみたいですね。
フィールドパックの後期型はM44HBT同様に本格支給は朝鮮戦争頃からでしょうかね。














複製で出ているものや実物写真では蓋を留める金具がフラップの端に
鉸めてあるものや、金具を留める布テープが端に縫い付けてあるだけのが
多く見受けられますが、この度手にしたものは後期モデルの様にフラップ上面
全体に布テープが縫われていますね。
蓋の金具の付け方はだいたいこの三種類くらいの様子。

M1910ハバーサック(1918製)のと同様の金具が付いていました。
この個体は製造年が把握できないのですが、金具の仕様からかなり初期に
作られたのでしょうか。
と、妄想しそうですが、米軍物では在庫のある材料は年代に限らず使い回される
ので(M41パックシステム類もさることながらカートリッジベルト等、OD#3,OD#7の生地が混ざった物はこれが理由。)
スタンプ無だと正確な製造年は解らなくなってしまいますね。














背面












購入時にストラップが一つ付属していました。
複製を含めて5本めなのでありがたいです。












蓋を開いたところ
蓋の端にスタンプがありましたが、
製造年は書いてなくてメーカースタンプ的なのだけでした。















前に紹介したミュゼットバッグ同様の耳付き構造

















内部には仕切り等なく、袋としてはシンプルな構成です。


























中身入れて蓋をとじてみました。
こちら側はストラップを通すループと
銃剣鞘を通すループがあります。






















上面サイドのアイレットにこのように銃剣鞘を装備
出来ます。





















反対側はストラップのループのみです


























膨らましてから再度背面























ベルトに接続するフックが残っています。
割とここは外されている事が多いような。























パックシステムのM41ストラップ(サスペンダー)を用いない
場合、パック本体のショルダーストラップを金具に通して
単体で背負うことができます。





















上面にはテントシートを巻くためのストラップが縫い付けられてます。


























M41パック本体とストラップを用いた正規パッキング
誰もやってないだろう と思っていたけど
当時写真で割とこの構成が見られたのでした。

※正規パッキングの方法はこちら
http://projecttn.militaryblog.jp/e412617.html
























ストラップを通し直すのが手間なのでそのままカーゴパックを
接続。もしかしたら当時もこういうつなぎ方していた人も居たかもしれませぬ

























OD#3というか、タンカラーの初期型と、OD#7色の後期型。
フラップ式の理由か初期型のほうが高さがありますが、
後期型は蓋というより、袋状になっているので実際には容量は
大きくなっています。
























蓋を開いたところ。
後期型も内部には仕切り等ありません。

























布テープが後期型と同等の初期型ですが
後期型とはもちろん細部は違っています。
もちろん後期型のほうが各部の強度は高められています。

あと比べて解ったのですが、後期型は生地が厚めに
出来ています。



























背面。後期型はベルト接続フック欠です。





























裁断も生地の使われ方も違っています。























M41パックは後期に蓋が袋状になっただけ、という
認識でしたが実際には形状を継承しただけで裁断や
縫い方等かなりの違いがあるようですね。
細かな仕様変更もあったと思いますし、
OD#3の後期型がどのような作られ方をしているのかも
気になりますね。

この背嚢は息の長いアイテムで、ナム戦ではナイロン生地版も
製造されています。

このたび初期型が手に入ったので
初期型をWW2に、後期型をナム戦に、と使い分けができるように
なりました。


あとこないさのサバゲは空挺してました。
靴はナムの黒革で代用。






























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Posted by 半井匠(ナカライ タクミ)  at 08:37 │Comments(0)実物WWⅡ米軍

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