CATEGORY:複製 日本軍
2016年05月14日
PKミリタリア製 五年制定防暑衣
中田商店さんにおいて、昭和五年制定防暑衣を製作中とのことで
展示の試作でも拝めれば、と思い店頭に向かうと、
これがありました。
さわってみた時、やたらと実物っぽい生地質で
さすが試作だけあって気合い入ってるなーと思ったら
昔にPKミリタリアさんが製作した複製とのことでした。
このPKさんで作った防暑衣、何が凄いかというと
生地の染や織り方にまでこだわって作られていて
実物夏衣を手にしたことのある方ならお分かりいただけるかと思いますが
実物特有の妙な硬さのある生地質に非常に似通っている所です。
PKさん製では昭五式夏衣袴が存在していて、これを作った時に
余剰した生地で製作されたのがこの防暑衣だそうです。
実際の制作数はかなり少数だったそうで、なかなかレアな複製品ではないでしょうか。
現在、複製品としては業界最高峰との呼び声もある
PKミリタリア製五年制定防暑衣
胸物入れの折り込み内部は実物(web上で確認できるものや同型の十三年制定)
とは違っていますが、外見は雨蓋も合わせて素晴らしい出来です。
背面 五年制定の実物資料が少ないので判別できませんが
剣留形状はのちの防暑衣等とは若干異差があります。
通気孔。内側の補強、物入れからのバランスなども
実物写真や実物十三年と遜色ない様に見えます。
腰部物入れ。ここの形状、裁縫が実物と若干違うようですが
気にならなければ気になりませんし、貼り付け式なので
容易に直せるでしょう。
検定印の印字などもかなり様子が良いです。
通気孔を内側から
裏側腰部物入れ、包帯包入れの様子
左十三年制定実物、右PK製五年防暑衣複製
日本軍実物被服の最大のポイントである、絶妙なラインの
雨蓋を見事に再現されているのが解ると思います。
襟立ち上がりと、釦穴側面の裁縫の様子。
釦穴側面の縫目は殆どの複製で裾から垂直になっていたりしますが
PK製では実物のラインに近い感じで縫われています。
袖外側
上になっているのがPK製です。
袖内側
下になっているのがPK製です。
ここは五年制定の実物がこのようになっていたのか
どうなのでしょうね。
中田商店さんではこれを元に五年防暑衣を製作するとの事ですが
もちろん生地質は変わる、との事です。
展示の試作でも拝めれば、と思い店頭に向かうと、
これがありました。
さわってみた時、やたらと実物っぽい生地質で
さすが試作だけあって気合い入ってるなーと思ったら
昔にPKミリタリアさんが製作した複製とのことでした。
このPKさんで作った防暑衣、何が凄いかというと
生地の染や織り方にまでこだわって作られていて
実物夏衣を手にしたことのある方ならお分かりいただけるかと思いますが
実物特有の妙な硬さのある生地質に非常に似通っている所です。
PKさん製では昭五式夏衣袴が存在していて、これを作った時に
余剰した生地で製作されたのがこの防暑衣だそうです。
実際の制作数はかなり少数だったそうで、なかなかレアな複製品ではないでしょうか。
現在、複製品としては業界最高峰との呼び声もある
PKミリタリア製五年制定防暑衣
胸物入れの折り込み内部は実物(web上で確認できるものや同型の十三年制定)
とは違っていますが、外見は雨蓋も合わせて素晴らしい出来です。
背面 五年制定の実物資料が少ないので判別できませんが
剣留形状はのちの防暑衣等とは若干異差があります。
通気孔。内側の補強、物入れからのバランスなども
実物写真や実物十三年と遜色ない様に見えます。
腰部物入れ。ここの形状、裁縫が実物と若干違うようですが
気にならなければ気になりませんし、貼り付け式なので
容易に直せるでしょう。
検定印の印字などもかなり様子が良いです。
通気孔を内側から
裏側腰部物入れ、包帯包入れの様子
左十三年制定実物、右PK製五年防暑衣複製
日本軍実物被服の最大のポイントである、絶妙なラインの
雨蓋を見事に再現されているのが解ると思います。
襟立ち上がりと、釦穴側面の裁縫の様子。
釦穴側面の縫目は殆どの複製で裾から垂直になっていたりしますが
PK製では実物のラインに近い感じで縫われています。
袖外側
上になっているのがPK製です。
袖内側
下になっているのがPK製です。
ここは五年制定の実物がこのようになっていたのか
どうなのでしょうね。
中田商店さんではこれを元に五年防暑衣を製作するとの事ですが
もちろん生地質は変わる、との事です。