CATEGORY:実物 真贋不明 WWⅡ米軍

2016年06月27日

WW2 USMC キャンティーンポーチ

と言うわけで、WW2時の海兵隊で使われた水筒ポーチです。

海兵隊の水筒ポーチ=クロスフラップというイメージがかなり浸透している様子ですが
アレはペリリューあたりから出始めて、大々的に使われ始めたのは硫黄島のあたりからでしょうか。
大々的と言っても、沖縄でもクロスじゃない旧型も陸軍型も混ぜ混ぜで使われていますね。

というか個人的には海兵隊水筒ポーチ=クロスフラップというイメージを打破したいので
皆様のご協力お願い致します。


前置きはここ等辺にして
紹介していきます。






















通称パターン2と呼ばれていることからP2と呼んだり2型と呼んだり
様々な呼ばれ方がありますがどれでもだいたい通じると思います。

特徴としては陸軍のM1910(M1917/18やM1942)に酷似していますが
よく見ないでも全く違うことが解ると思います。

背面写真で解る通り、ワイヤーフックの吊位置が陸軍型よりか上方に
設置されています。これによりベルトに吊ったとき陸軍型と位置が違ってくるので
当時写真での鑑別点でもあります。
























水筒を入れてボタンを閉じるとこんな感じ。
釦の位置が上方側面に行くので陸軍型と全く違った雰囲気になるのが
お分かりいただけるかと思います。


























釦を外した縁のアップ。
釦の処に縫目があります。




























内部
釦の処は縁と同じ生地を使って補強が縫われています。
蓋の処も本体生地を二重にしているのがわかります。























海兵隊の装具は基本的に年代のスタンプも製造メーカーも
押してない事があったり、かすれて消えていたりが殆どです。
これにはUSMCの押印が残っていました。



























内部底面。
陸軍型とは違い、内部の保温用のフェルトなどは貼られていません。
これは海面からの上陸時にポーチ内が水に浸かっても
水はけを良くするため、というのをどこかで見た気がしました。
単なる製造工程の簡略化だったりしたら申し訳。






























ワイヤーフック。
金属のフックはブラスではなく鉄で作られています。




































続きましてはみんな大好きクロスフラップのポーチ。
こちらはパターン3と呼ばれていますね。
クロスフラップでもP3でもどちらでも通用するはずです。

背面写真からも解りますが、P2に比べフックの位置がポーチの中心部に移動していますね。
P2までのフック位置ではやはり移動時にかなりバタついたからでしょうか。


























水筒を入れてみました。




















フラップの内側。
P2までと同様、釦の処は生地が二重です。



























フラップを両方開くとこのように























フックを押えるパーツはなかなか凝った造りになっていますね。
ワイヤーフック自体は真鍮になりました。



























内側。
本体の構成は上下2つのパーツをつなぎ合わせている構造で、
内側は補強のために長く折り返して縫われています。























釦のある正面、内側から





























底面にも外周縁と同じ布テープが縫われています。


























私の所有実物ポーチでした。


















仲間所有の水筒ポーチと一緒に。
(以下、仲間所有の物の紹介)

















まさかのパターン1です。
日本軍装備で入手難度を表すと、実物明治雑嚢くらいでしょうか。
ともかく、某店にあった一つ以外、国内で販売されているのを見たことはありません。
























パターン1とパターン2の違いは釦だけ、というものですが
とにかくこのモデルは物が全く出てこないであろう物の一つです。

























ホーロー製キャンティーンがチラリズムする
貴重なP1水筒ポーチを心行くまでご覧になってください。




































仲間所有のパターン4の一部アップ。
パターン4とはP3ポーチの底面に穴をあけてさらに水はけを良くした
モデルと言われています。
要はP3底面に穴開けただけのバリエーションです。
何故かこの穴あきが人気らしく、海外では実物P3の底面に穴あけてP4として
販売している事もあったようです。

































が、仲間の持ってるP4はワイヤーフック部の縫い付けが
P3と違っているのですよね。
P3の取付方だと手間ですが、P4を制定した時にここも変更したのでしょう。
あからさまな縫い直しが見られなかったのでこういうバリエーション偏移であろうと
信じます。



























仲間と合わせて、P1一つ、P22つ、P32つ、P41つ。
各ポーチだけで一つ大体3マソと考えてもとんでもない価格のが
ならんでいます。。





と、ここまで書きましたが、パターン1て何時頃の制定なんでしょうか。
M1917/18の後あたりから何でしょうか。。
でも海兵隊FAポーチて1912年からって話もありますし。。
海外のコレクターの掲示板見ても年代は書いてねぇッス。













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Posted by 半井匠(ナカライ タクミ)  at 21:58 │Comments(0)実物真贋不明WWⅡ米軍

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