CATEGORY:実物 複製 日本軍

2016年10月10日

日本陸軍 昭和十七年制定 防暑袴 

日本軍被服に関して、防暑衣ばかりがフューチャーされがちですが
対になる防暑袴というのが存在しています。

昭和五年の防暑袴は長袴型で、通常の夏袴とは形状が
違うらしいッス。
昭和十三年ではそのまま長袴型が使われていたのか、
試製防暑袴という呼び名で皆様に親しまれている膝丈の
物なのかはわかりませんです。












今回紹介するのは、試製防暑袴と主に呼ばれる膝丈の
ものを、若干の改良を経て昭和十七年に防暑衣と共に制定された物です。


















こちらは実物です。






















釦は4つ、試製型だと一番上は釦ではなく、外夏袴同様にホック留めになるそうです。






















検定印。何年式だとかそういったことは書かれていません
特殊被服の特徴ですね。






















又下には当て布。



















側面物入れ



















特徴的な、裾を搾るための紐が付いています。



















紐の出口には補強なのか、外周が縫われています。




















複製では一本の紐を通していますが
この実物では紐が二本に分かれています。
この個体やロットによるものか、試製か十七年制定での
鑑別点か、これ一つしか手元にないので私には判別は出来かねます。

























臀部はほか夏袴と同様























こちらはhiki製の複製です。



















実物とは違い、釦は5つついています。




















実物ではここに検定印が入りますが
複製にはありませんでした。



















後ろから


















又部分に当て布はありません。


















なので外観も実物とは違いがあります。
















実物と比較



















側面物入れ

















実物だと紐が内側に縫われていますが
複製では後付されています。



















裾紐
実物にあった外周の縫い目は有りません

















裾紐は一本で作られていますので反対側にも縫目などはありませんね。



















実物の倍くらいある裾紐






















腰紐は実物と同等の長さ
他の袴と比べても短いため、若干むずびづらいッス























業者Nさんのも含めて。
色味的にはhiki製のが良さそうですね。



昭和十六年マレー進攻の再現では必須の防暑袴ですが
十六年ですと試製防暑袴になります。が試製型の複製である
Nさん製の色味が茶色にすぎるのであんまし適していない気がします
(試製防暑袴、実物写真だと他夏袴と同様の色味だったため)
ので、代用として、というか履いてしまえば試製防暑袴と十七年制定の
区別なぞ付くものではないので再現にはこちらのhiki製が最適ではないでしょうか。





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Posted by 半井匠(ナカライ タクミ)  at 12:07 │Comments(0)実物複製日本軍

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