CATEGORY:実物 日本軍

2013年01月27日

大正三年型雑嚢と思った

大正三年型雑嚢だと思った? 残念!! 
民間型だよ! ねぇどんな気持ち? 今どんな気持ち!?

サセン
教練学校等で使用されていたものと同様のもの
との鑑定を頂きました。




大正三年型雑嚢と思った

が、遠目に見れば旧型雑嚢なので代用可でしょうかね。
所謂、大正三年型と酷似(材質以外は殆んど同じつくりじゃないでしょうか)
してますし、兵用と同様の作りをしていますので、
ここらへんの雑嚢は狙いどころじゃないでしょうか。


大正三年型雑嚢と思った
開いてみました。
兵用なら検定印が必ずあるそうです。
これにはありません。






大正三年型雑嚢と思った

内ポケットの布が本体とは別の素材
で作られています。








大正三年型雑嚢と思った

さらに内側本体下部にも布あてがあります。







大正三年型雑嚢と思った

金具もしっかり残ってます。







大正三年型雑嚢と思った



大正三年型雑嚢と思った


大正三年型雑嚢と思った
留め具は革ベルト製、使用に難の無い、とても
状態がよいです








大正三年型雑嚢と思った

御覧の様に、革もしなやかで使用に難はありません
ただ、縫い付けてる生地の方がほつれかかってますけど









大正三年型雑嚢と思った


横から。
十四年制定型とまったく違う構造ですね。









大正三年型雑嚢と思った

民間型だと負い紐が本体生地と同じ生地になっているようです。







大正三年型雑嚢と思った

大正三年型雑嚢と思った


裏面。
最初に気付いたと思いますが革帯留の方向が逆です。
海軍雑嚢と同様の仕様みたいですね。
民間型は革帯留がこの向きになっているようです









大正三年型雑嚢と思った

負い紐基部
本体生地がすっごい柔らかいので不安です








大正三年型雑嚢と思った

こっちはしっかり縫い付けが残っています









大正三年型雑嚢と思った

中に適当な布を詰めてみます
部品名不明の左右の金具も問題なくしようでき、
革の止め具もしっかりと留められます。








大正三年型雑嚢と思った

蓋をとじた。








大正三年型雑嚢と思った

立体的になって下から眺めると
十四年型と構造の違いがわかりますね。









大正三年型雑嚢と思った

もの詰めると全体像はこんな感じ





大正三年型雑嚢と思った

うらー





大正三年型雑嚢と思った


民間水筒(負い革、三十年式用中田商店製)と
民間雑嚢。
これでそれっぽく改四五式以降を着れますね。


四五式軍衣以降の軍衣にあわせられる
大正三年型雑嚢ですが、実物はほとんど見かけませんし、
あっても凄い値段、ある程度破損は覚悟しなければなりません。
篠原公房さんで唯一複製品を製作していらっしゃるようです。

いつもどおり勝手にお気に入り追加していた
「先祖は水呑み百姓。今も貧乏人!!」さんの所で紹介されているので
是非とも見ていただきたい。他にもとんでもない軍装品を所有しているようなので
日本軍装備ファンの皆様は見に行くと宜しいかと。

そして仲間内の軍衣製作が着々と進んでいて素晴らしいと
思う。
某露出狂君のところにこの民間型を押し付けて
なんちゃってでもいいから大正三年型雑嚢を作らせて見ようと
思っていたりなんかしないんだからね!!




タグ :日本軍装備

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Posted by 半井匠(ナカライ タクミ)  at 05:19 │Comments(0)実物日本軍

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