CATEGORY:実物 日本軍
2013年05月28日
昭和五年正式将校野戦軍衣
昭和五年正式と思われる将校野戦軍衣、若しくは夏衣です。
上衣のみの入手です。

これは軍装趣味始めたころに近くの骨董屋で楽しい価格で手に入れた物です
その後、在郷軍人服の昭五式を手に入れてそっちの方がキレイだった&
よく解らんかったので仲間に譲ったものでしたが、将校野戦軍衣という代物を
聞いてから、アレこっちのほうが手元においておくべきじゃないのか?と思い、
仲間の了承を得て在郷軍人服(昭五式上下揃い)と交換してみた里帰り(?)服です。
各種特徴から将校軍衣であるのは間違いないと思います。
野戦軍衣かどうか、といわれると単に夏衣なのかもしれません。
昭和五年時期の制定服の気もしますが将校服の四五式でも
背面に縫い目があるとかの記述も見たので正直この時代のは
よくわかりませんわ。
三式将校服といっても袖線外せば九八式と区別つきませんし
九八式に袖線追加して三式時代の制定に合わせたり
とかもあったと思いますので

襟元のアップ
襟ホックは破損していました。
釦はすべてオリジナルがついているようです。
左胸物入れの釦だけ外れてしまいました。とりあえず
物入れの中に入れてあります。
将校服は襟の内側まで兵科章を縫い込むはずですが
この上衣には縫込みの後が見受けられません。
未使用かキレイに外して襟を縫い直したか。

背面
昭五式の制定に準じた裁断になっています。

着付けたときに右脇になる部分は
裂け目はなく、このように裂け目の玉縁デザインに
なっています。

内側
将校服は基本的にオーダーメイドなので
仕立てた人以外、たぶん唯一のデザインでしょう。
左胸に内ポケットが一つ
左下にサイドベンツがあります。
此処は袴に軍刀を佩用した際に裾が捲りあがらないように
するためなのもので、軍刀を佩用しない際には閉じていたそうです。

左脇裂のアップ
軍刀を佩用しない際に閉じておくための釦がついています。
釦に掛ける紐はアレなことになってしまっていますが。

内ポケットのアップ
ポケット上部にはテーラーのタグが付いています。
「氏名」なんて入っているのでもしかしたらある程度量産された品かもしれませんし
この軍装店のタグがすべてコレなのかもしれません。

服を吊るループは金属チェーンです

襟元のアップ
ホックは破損していますが
カラーを留める突起は全て健在です

胸部物入れ
雨蓋下部の絞りは他に見受けられる将校用服に
比較して控えめなデザインですが、
兵用よりはるかに出っ張っています

蓋を開けばこんな感じです。

九八式になるまで兵用服には無い腰部物入れです

腰部物いれの内側

袖部分
袖裾の折り返しは夏衣だけでしたか?
ここいらへんはよく解りません。

肩章留のループも健在です。

手前が改四五式兵用夏衣、下が今回の将校服。
将校野戦服は基本、兵用被服と同じ生地を使っている
との記述が正しければ間違いなく野戦軍衣に概等しますよね。
と、まあそんな感じでした。
あと急で申し訳ないのですが
7月に「新潟ヒストリカル」の第二回開催を
予定しています。
詳細は来週に決めます。
上衣のみの入手です。
これは軍装趣味始めたころに近くの骨董屋で楽しい価格で手に入れた物です
その後、在郷軍人服の昭五式を手に入れてそっちの方がキレイだった&
よく解らんかったので仲間に譲ったものでしたが、将校野戦軍衣という代物を
聞いてから、アレこっちのほうが手元においておくべきじゃないのか?と思い、
仲間の了承を得て在郷軍人服(昭五式上下揃い)と交換してみた里帰り(?)服です。
各種特徴から将校軍衣であるのは間違いないと思います。
野戦軍衣かどうか、といわれると単に夏衣なのかもしれません。
昭和五年時期の制定服の気もしますが将校服の四五式でも
背面に縫い目があるとかの記述も見たので正直この時代のは
よくわかりませんわ。
三式将校服といっても袖線外せば九八式と区別つきませんし
九八式に袖線追加して三式時代の制定に合わせたり
とかもあったと思いますので
襟元のアップ
襟ホックは破損していました。
釦はすべてオリジナルがついているようです。
左胸物入れの釦だけ外れてしまいました。とりあえず
物入れの中に入れてあります。
将校服は襟の内側まで兵科章を縫い込むはずですが
この上衣には縫込みの後が見受けられません。
未使用かキレイに外して襟を縫い直したか。
背面
昭五式の制定に準じた裁断になっています。
着付けたときに右脇になる部分は
裂け目はなく、このように裂け目の玉縁デザインに
なっています。
内側
将校服は基本的にオーダーメイドなので
仕立てた人以外、たぶん唯一のデザインでしょう。
左胸に内ポケットが一つ
左下にサイドベンツがあります。
此処は袴に軍刀を佩用した際に裾が捲りあがらないように
するためなのもので、軍刀を佩用しない際には閉じていたそうです。
左脇裂のアップ
軍刀を佩用しない際に閉じておくための釦がついています。
釦に掛ける紐はアレなことになってしまっていますが。
内ポケットのアップ
ポケット上部にはテーラーのタグが付いています。
「氏名」なんて入っているのでもしかしたらある程度量産された品かもしれませんし
この軍装店のタグがすべてコレなのかもしれません。
服を吊るループは金属チェーンです
襟元のアップ
ホックは破損していますが
カラーを留める突起は全て健在です
胸部物入れ
雨蓋下部の絞りは他に見受けられる将校用服に
比較して控えめなデザインですが、
兵用よりはるかに出っ張っています
蓋を開けばこんな感じです。
九八式になるまで兵用服には無い腰部物入れです
腰部物いれの内側
袖部分
袖裾の折り返しは夏衣だけでしたか?
ここいらへんはよく解りません。
肩章留のループも健在です。
手前が改四五式兵用夏衣、下が今回の将校服。
将校野戦服は基本、兵用被服と同じ生地を使っている
との記述が正しければ間違いなく野戦軍衣に概等しますよね。
と、まあそんな感じでした。
あと急で申し訳ないのですが
7月に「新潟ヒストリカル」の第二回開催を
予定しています。
詳細は来週に決めます。