CATEGORY:WWⅡ米軍
2013年11月04日
M1カービンとポーチ
みんな大好き、マルシン製M1カービンです。
しかも6mmのガスコッキング式です。(ハンマーのコッキングが手動、射撃毎にオペレーティングハンドルを
引く必要あり。)
正規には「USカービン、キャリバー30、モデル1」ですがそこらへんは自分でググる宜しい。
後方任務部隊、指揮官護衛兵装としてウィンチェスター社設計により41年に採用された
ものです。
各国の小銃のように、フルサイズモデルのライフルを切り詰めてカービンとして採用せず
新規に小型弾薬と共に設計されているあたり、メリケンの贅沢さや余裕が感じられますよねっ
小型軽便なので前線の下士官にも愛用され、配備された諸外国でも好評、さらには
ドイツ、日本でも前線で鹵獲した本銃を愛用したといわれています。
フルサイズカートリッジほどの威力は持てずとも、拳銃弾と比較してはるかに高い威力を
もちつつも、小銃と同様の精密射撃が可能で充分な精度を保っていたようです。
さらには二次大戦後も使用され続け、ベトナム戦争においてもM16が採用されるまでM2
カービンと共に兵士に愛用されていました。
当方所有のM1カービンマガジンポーチ。
右二つはキャンバス製の丈夫な生地ですが、左端のは何故か綿生地で作られています。
ぼろさから実物っぽいですが絶妙に小さいです。
裏に何もスタンプされていないのでたぶんレプリカだと思います。
正規サイズにちかい6mmガスマガジンですら蓋が閉じられないという
サムズ製ポーチ。生地もしっかりしていますし、多少の余裕のあるつくりで
安心して使えます。
裏面にはスタンプあり
蓋もしっかりと閉められます。
綿製のヤツ
裏にはもちろんスタンプなし
多少のびるので余裕で蓋が閉じられます。
このモデルはストックに通せることからストックに通す事を前提として
設計された と認識している人も居ますが、個人的にはたまたま付けることが
出来ただけのような気もします。
この初期の形状のものでもカーキ色、後期にはOD色、さらにはODカーキが部材に
よって混ざって作られていたものがあります。
M3ナイフのブレードを使用し、M1カービン用の銃剣が採用されるころには
アイレットホール付きのマガジンポーチも製作されました。
このモデルはベルトループの形状が変更され、ストックへの装着は出来なくなりました。
さらにはブリティッシュメイド、海兵モデル、二次戦後はローカルメイドモデルと
ナム戦時代のものも含めると考えるのを辞めたくなるくらいに多くの形状が存在します。
(30連マガジン用を含めるとさらにカオス。)
詳しい事とかはググったり、リンク貼ってるビッキー池田氏のブログでも紹介されていますので
参照にどうぞ。
WW2米軍装備、ピストルベルト使用時のもの。
(ケーバーナイフはナム戦時代ですが形は変わらんので御了承いただきたい。)
このベルト端のボタンにポーチに付いているボタンで固定できます。
付けてみました。
米軍装備ってのは割りと自由にアレンジできるので
ポーチを二つ付けたりしても良いと思います。
ちなみにM1ライフルの30-06の8発クリップも入れられます。
が、クリップ入れるのがしんどいです。
一刻も早い正規のマガジンサイズでオートで使用できる
M1カービンの発表が待たれます。
古いガスモデルですが固定ホップとはいえ真っ直ぐによく飛ぶので
セミオート発射は出来ませんが近接狙撃には非常に有効です。
凄まじく軽量かつ小型なのでコッキング式という弱点を補える戦闘力を
兼ね備えています。
ピストルベルトは一本しか持っていませんし、
ブーツもテキトーなのがあるだけなので
特集とまでいく記事は書けませんですね。